生放送の帰りにスマホで「蝶々夫人」の日本語訳を見つけたので
読んでいたら、私が見たのとセリフが全然違う。
自決するときのセリフもなんだか違う。
オペラはみんな同じと思ってたけど、こんなに翻訳が違うことが
あるのかなあ?
それで気になって、外国人だけでやっている別の「蝶々夫人」の
映像を見たら、蝶々が武士の娘で、米国の男から遊び相手に
されていて…というのは同じだけど、
私が見たやつより、もっとオリエンタリズムが強いというか、
作品全体に渡って、昔の西洋から見た日本への差別的な偏見が
すごく出ていて、「男尊女卑」などの以前に、
話の印象が全然ちがっていて、私がポイントだと思った部分も
薄れてるし、めちゃヘンだった。
私が見たやつは、日本人が演じていて、
歌は同じだと思うのだけど、字幕で出ているセリフや、
所作で伝わってきた部分も違うし、蝶々の印象も違うから、
日本的に受け入れやすく解釈した作品だったのかもしれない。
蝶々夫人、やっぱヘンだ…。